具体的な国連職員の業務はなんでしょうか?
職種としては、IT・財務・農業・貿易・金融・産業育成・人事や環境など幅広く複数あり、各機関ごとに必要とされる職種や職務は異なります。
各国際機関や各現地事務所にはさまざまな職務を担った、上記のような職種の専門家がいて、チームとして問題解決に当たっています。
核や紛争、内戦、食糧問題など、世界には一国だけでは解決の困難な問題が多数存在しています。
そのような問題を国を越えた枠組みで解決に導く役割を担っています。
現在の職員数は全世界で7万人、うち日本人は800人程度とされています。
平和のために世界を股にかける少数精鋭、かっこいいですねえ。
そんな国連職員とお近づきになれる方法がないかを調べてみました!
目次
国連職員になるには試験がある?

国連職員になるには、採用試験をパスする必要があります。
外資企業と同様にポストごとの採用となっているので、求人サイトで自分に合致するものを探しエントリーします。
書類審査に通過することができたら筆記試験、口頭試問があり、通過すれば面接、採用となるようです。
国連職員は外国語が得意?

国連職員になるには英語またはフランス語が堪能であることが求められます。
特に英語はどのポジションでも必須となるようです。
また、ほかにも中国語やアラビア語、ロシア語等が必要になってくる場面もあります。
世界中で活躍するので納得ですね。
また、ほぼ全てのポジションで修士号以上の学位が求められており、高い専門性が必要な職業です。
国連職員の年収は?公務員なの?

国連職員には上級職・管理職・専門職・一般職・フィールドスタッフとランクがあり、ランクにより基本給が変動します。
また、赴任先の国や扶養家族の有無でも手当てが変動するので一律には言えませんが、専門職・一般職・フィールドスタッフはおよそ年収500万円~1,000万円程度となるようです。
専門性の高さと比較するとあまり高給であるとは言い難い点があります。
営利企業とは違う性格の職業ですので仕方のない点かもしれませんが、志の高さに頭が下がりますね。
国連職員はその他国際機関職員とまとめて国際公務員という分類になります。
国際公務員には職務の遂行に当たって付与された特権があり、たとえば国連職員の場合には国連からパスポートが発行されるそうです。
結婚したら海外で生活?

国連職員として採用された後も、各ポストは数年で任期が切れるため、自分で求人情報をチェックして応募することを続ける必要があります。
紛争地域や発展途上国のような危険地域のポストは比較的募集も多く通りやすいそうですが、ニューヨークやジュネーブのような家族も連れて赴任できるような地域のポストは少ない上に競争率も高く、ポストを見つけ続けられる人は自然と単身赴任可能な人や独身の人となっていくようです。
国連職員の方と結婚しても、一人で生活したり子育てをしていくことも視野にいれる必要がありそうです。
知っておきたい国連職員の日常

ポストによって1日の職務内容は異なります。
ここでは、ある専門職のある1日の流れを追ってみました。
09:00 出社、メールチェック、現地メディア情報の確認
11:00 社内ミーティング
13:00 同僚と昼食
14:30 政府機関との会議
16:30 現地NGO(非政府組織)との会議
18:00 新規プロジェクトにむけて情報収集、書類作成
19:30 退社
国連職員と付き合いたいあなたがするべきことは?

世界中を忙しく飛び回る国連職員と出会うためには、まず自分もボランティアの場に出掛けてみるのがよいでしょう。
国際協力、平和という高い志を持って職業についている人たちなので、そのことを理解することが必要です。
また、特に忙しく転勤等も多い職業ですので、経済的にも精神的にも相手に依存せずひとりで生活していくことのできるタフさが配偶者にも求められてきます。
自分自身もきちんと仕事を持ち、切磋琢磨しあえるような人が望ましいでしょう。
また、配偶者について世界各国を飛び回ることも考えられるため、できれば語学力を身に付けて現地での生活に不便のないほうがより安心です。
職員同士の結婚も多いようなので、いっそ自分も国連職員になってしまうのも手かもしれません。
また、ハイクラスな婚活サイト(エクセレンス青山など)の利用も出会いがあります。
スタートは、早ければ早いほどよいでしょう。
まずは一歩踏み出してみましょう!