ヤンデレ〜 第1章〜

缶ビール2本



別に正義感ってやつとは、ほど遠いものだった。

「やめろよ」

いつも会社の帰りに寄るコンビニ。

店員の胸ぐらを締め上げるそいつの手首を掴んだ。

9時から17時まで、綿密な情報を元にクライアントへその日の株売買を勧める、単純そうに聴こえて、中身は複雑で神経をすり減らす仕事。

てめえが機械とでも思わない限り、胃潰瘍患ってしまうそうになる。

親父のメンツの為に行ってやった一流大学ってのを出たあげく、

「恭一君、変わっちゃったね」

と学生時代から付き合っていた彼女にも去られても、聞こえだけがいい証券マンってやつを続けて早五年になる。

「今日の5億のトレード。相変わらず見事だったよ」

と上司から褒めらても、何だよ、それ、達成感なんて持つほど、俺はもう若くない。

そんな仕事より会社から解放されて、コンビニへ寄って買うビールと弁当の方が俺に至福を与えてくれていた。

「何だ、てめえこら!」

俺を睨みつけるのは男じゃない。

それ、特攻服ってやつか?

白地に意味不明な漢字の金刺繍。

茶髪のロングヘアーに目尻を釣り上げ、紫のルージュをつけた派手な化粧のヤンキー女。

後ろには、黒の特攻服を着た取り巻きの女どもが、1、2、3、4…6人か。

ため息漏らしながら、俺はその女の手首を放した。

「兄さんよう」

と俺に掴まれてた手首を振りながら、そのヤンキー女が自分の顔を俺の顔に近づけるが、俺は、このクソが、と冷静だった。

「酒、買うのは身分証明書がいるんだよ」

「だから、うちはここ押したんだよ!」

レジの年齢認証ボタンを、うわ、マニュケアまで紫か、指差すヤンキー女。

フッと笑いを零した俺。

「どうみたってガキじゃねーか、おめえら」

「何だと、こらー!」

と取り巻きの女どもも俺に迫る。

「この店員さんは、ガキの飲酒を未然に防いだんだ。文句があるんなら、この店員さんの言う通り、免許証見せろや」

フッとヤンキーも、舐めやがって、小生意気に零す。

「うちら、免許なんて持ってねーんだよ!」

怒鳴っても、微塵の迫力もねえな。

「何だありゃ?」

と俺は表に停めてあった派手なバイク数台に顎先を向けた。

「無免許って言いてえのか? おめえらガキらしいよな、無免でバイク転がしゃ、カッコいいって勘違いするとこがな」

フフフフッと笑ってやった。

一瞬、俺から目を離し、不敵な笑みを浮かべて背を向けたヤンキー女。

わかってるよ、来るんだろ。

案の定、俺の顔面に向かって、ヤンキー女が裏拳を放ってくる。

なんだ、それ?

俺は顔面すれすれで、ヤンキー女の裏拳を手の甲で遮り、その手を素早く捻って女の手首を掴んだ。

「な!?」

女の驚嘆を無視し、その掴み取った女の手首を捻り上げて腕ごと背中へ回す。

「イテテッ!」

鈍い声で悲鳴を上げる女。

一瞬の出来事に、女の取り巻き連中が唖然としている中、俺はレジの右手にある自動ドアへ腕を締め上げた女もろとも突進した。

大学時代は合気道部、免状は3段。

こいつらヤンキーどもやそこいらのチンピラ連中なんて子供みたいなもんだ。

自動ドアが開くと、その女の手首を放し、ケツに蹴りを入れて店から放り出してやった。

俺も店の外へ出ると、取り巻き連中も一斉に店の外へ出てきた。

「ふざけんてんじゃねーぞ!」

「上等だコラッ!」

 「舐めてんのかこのヤロー!」

取り巻き連中の、眠てえなあ、罵声が飛んでくる。

「おめえら女でよかっな。男だったら、俺はとことんいってるぜ」

澄ました顔で言ってやった。

「止めろ! おめえーらっ!」

俺が放り出した女が腕を摩りながら叫ぶと、罵声は一斉に止んだ。

「今日は特別な日だろ。行くぞ!」

女は俺に睨みを効かせてバイクに跨り、同じくバイクに跨った取り巻き連中と一緒に喧しい爆音を立てて、コンビニの駐車場から出て行った。

相当、俺もストレス溜まってんだな。

ふーう、と夜空にため息を吐いた。



「昨日は、有難うございました」

会社帰りに、いつものコンビニに寄った。

「これ、僕からのお礼です」

とこの前の店員がレジ台に缶ビールを2本置いた。

見た感じ、学生のバイトだろうな。

「いいよ、そんなの」

照れ笑いで首裏を摩る俺は弁当と缶ビールをレジ台に置く。

俺も学生のときは、こんな笑顔してたんだろうな。

「遠慮しないで、持って帰って下さい」

とその店員は、俺が買った弁当と缶ビールを入れたビニール袋に、その缶ビール二缶も入れた。

「じゃ、遠慮なく。今度また店であんな連中が絡んできたら、すぐに警察呼べよ」

 言った瞬間に、自動ドアが開いた。

「よう、お兄さん!」

今日は、薄化粧で特攻服も着てない。

上下ピンクのスエット。

でも中身はあのヤンキー女だとすぐにわかる。

「会えた、会えた」

と女は笑顔で俺を指さす。

昨日のリベンジにしちゃ、えらく迫力ねえな。

「警察、呼びましょうか?」

怯えた顔でレジ台から身を乗り出して俺に囁く店員。

ため息しか出ねえよ。

「で、何のようだ?」

「お兄さんに、話しあんだよ」

と店の中で俺に寄ってきた女。

無視して素通りするする素振りで

「表出ろや」

とすれ違いざまに耳打ちして店の外に連れ出した。

「ちょっと、お兄さんに、その…」

スエットの前ポケットに両手を突っ込み、女はもどかしく体を左右に揺する。

 俺は、面倒くせ、と歩きだす。

「待ってよー! お兄さん」

女が俺を追いかけてくる。

「人にお願いごとするときは、まず自分がどこの誰なのか名乗るのが筋だろが」

早歩きで諭してやった。

「あっ、そだったね」

女は小走りになっている。

しょうがねえな、と俺は歩く速さを緩めた。

「あたしは、真奈っていうんだ。18歳、元暴走チーム夜叉のリーダー」

真奈はサッと前に出て、俺の足を止め、

「ヨロシク!」

と二本指の敬礼を振る。

はーっ、今夜もため息がよく出る。

「で、暴走族(ぞく)のリーダーさんが、俺に何の用だ? 昨夜のケンカのリベンジなら今ここで受けてやるけど」

「ちげえよ、そんなんじゃ」

真奈は体を揺すり、ニヤニヤしながら否定した。

「それにさ、うちらのチームは昨日で解散しちゃったんだ。だから、もう暴走族(ぞく)じゃねえよ。昨夜は、その解散パーティーだったんだよ」

そういえば、何か

「特別な日」

とかほざいてたっけな。

「わかったよ」

と呆れ顔を背ける俺。

「話は何だ?」

眉間に皺を寄せて、無愛想な顔を真奈に戻した。

「あ、その…」

真奈は照れたように下を向き、

「うん」

と頷くと、覚悟を決めたように、おめえ、化粧は薄いほうが可愛く見えるぞ、顔を上げる。

「あたしの彼氏になって下さい!」

何言っんだ?

このヤンキー女。

「ざけんな、こら」

俺は真奈を足早に通り過ぎた。

「ちょ、ちょっと、いきなり秒殺はねーだろ!」

真奈が俺に駆け寄る。

「名前も知らねー相手に何ふざけたこと言ってんだよ」

俺は歩速を緩めなかった。

「じゃ、お兄さん、名前何ての?」

真奈は駆け寄り、俺を追い抜いてまた俺の足を止める。

「恭一だ」

咄嗟に言っちまったよ。

 「名前知ったから、もう一回告ってもいい?」

うぜえ、この女。

こっちは、仕事のストレスが溜まってんだよ。

そのストレスの発散は、セックスで放出するしかねえと思って、たん、だ、とゆっくり息を吐きながら真奈のニヤニヤ笑う顔を見た。

ま、発散だから。

変わり種も、いいか。

「付き合ってやってもいいけど、まずはセックスの相性だな」

口角をわざと上げて、俺も笑う。

「うん、いいよ」

 ヤンキー女なんて、所詮は軽いもんだ。

やったあとに、ピン札2枚ぐらい渡してやら機嫌よく帰るだろ。

「俺のマンション、この近くだ。ついて来い」

やってやる、こいつ。

夜景



うん、あたしから告ったんだから、オッケー。

軽いノリでついて来た恭一のマンション。

「へー、いいとこと住んでんだあ」

広いリビングを見渡し、夜景も凄いじゃん、と窓際へ駆け出して、銀色とオレンジ色の中に赤や青の原色が散りばめられた夜の街を眺めた。

何でワルの道に入ったんだろなあ?

きっかけ?

そうだねえ。

勉強も運動も嫌いだったあたしが中学なってできることといえば、着飾って見栄をはることくらいしかなかった。

あたしと同じような仲間と連むようになって、ある日、街で男の不良グループに因縁つけられ、ビビる仲間を尻目にあたしが一人でその不良どもをボコボコにした。

「自分の身は自分で守らなきゃ殺されるよ」

とお母さんが言うとおり、あたしは小学校の頃から誰かれ構わず喧嘩売って、気合いと根性鍛えた。

そうなると、仲間から頼りにされ、調子こいて行き着いた先は無敵のレディース暴走族の結成だった。

でも、もうバカやってる歳でもないか、と足洗ってチームを解散することにした。

にしても、すーっと、落ち着く夜景だね。

「ギャー!」

いきなり、せっ、背中からっ!

「おっ、お兄さんっ!」

あたしは抱きついてきた、恭一になぎ倒された。

「まずは、セックスだろが!」

髪を乱して獰猛な形相に変わった恭一があたしのオッパイをスエットの上から揉みまくる。

「お兄さん、お兄兄さん! まずっ、会話をーっ!」

死ぬほど焦っていた。

「セックスしながらでも、会話なんてできんだよ!」

ふわふわのカーペットの上で、あたしは必死に両腕で胸元を閉じ、体を丸めようとしたけど、馬乗りになり、オッパイを鷲掴みする恭一がいる限りは、気持ち程度の抵抗になり、どうにもならない。

「おめえ、この感触は、ノーブラ?」

「はっ、はいいい」

可愛く情けない声で答えたら勢いが緩まると思ったけど、甘かった。

「なら、面倒臭くねーな」

ニヤリと笑った恭一は、あたしのスエットの裾から両手を突っ込んできた。



「アーッ! らっ、らめーっ!」

 ヤンキーのくせしゃがって、根性ねえなこの女。

やり慣れてるだろが、ナマ乳揉まれたぐらいで悲鳴上げんなってんだ。

「おめえ、抵抗するわりには、乳首立ってんぞ」

真奈に顔を近づけて笑う俺。

「おっ、お兄さん、そんな、そんなスケベなこと言わないでっ!」

ヤンキーの目にも涙か?

拙作だ。

益々、面白くなってきた。

「お兄さんは止めろ。俺の名前を呼べ」

名前呼ばれなきゃ、雰囲気でねえよ。

「恭、恭一、さん」

中指と人差し指に、真奈のコリコリの乳首を挟んでやる。

さん付けも、雰囲気でねえ。

「呼び捨てで、いいんだよ。真奈」



真奈、と呼び捨てられて、少し力みが抜けた。

生まれて初めて一目惚れした人からの呼び捨ては、何か、素敵。

「恭一…」

あたしも呼び捨てにして、更に、力みが抜けた。

「まさか、ノーブラにノーパンじゃねえだろな?」

恭一のその質問は、あたしをまた急激に力ませた。

「履いてまっす! パッ、パンツは間違いなく、履いてますーっ!」

「ならぁ、確かめてやるよ」

「イッヤー!」

「耳痛え悲鳴上げんなっ、こら!」

嫌われたくないけど、いきなり、そんなあ…。

「パ、パンツ見せるのは…」

男でも、女でも、喧嘩相手が誰であろうと、絶対に泣かなかったあたしが、泣いている。

きっと、これが一目惚れの魔力。

「パンツどころか、中身も見てやるよ」

「イッヤー!」

悲鳴をあげても、冷淡に言うあなたが好きと、あたしは思ってしまった。

ああ、女って複雑。



「うっせえんだよ、さっきからさあ!」

俺は真奈のスエットから、雰囲気もクソもねえじゃねえか、両手を抜く。

馬乗りもやめて、はーっと息を漏らして背を向けた真奈の真横に、足を組んで座り込む。

「帰れ!」

呆れて自分の頭を搔きむしりながら、連れ込める女なんて何人でもいるんだよ、言い放ってやった。

「イッヤー!」

またかこいつ!

真奈は俺に抱きついてきやがった。

「なっ、何だ、このヤロー!」

と当然、真奈を突き放そうとするが、俺の首に両腕を、胴体に両足を巻き付ける真奈から脱出できない。

しっ、しまった、合気道は基本、相手に組まれないようにする技だ。

こんなに体を密着した相手から逃れる方法は、拳を内側にして相手の脇腹を思い切り殴りつけるしかない。

うーん、さすがに女は殴れねえ。

「いっ、いきなりだったんで心の準備ができてなかっただけだっつーのっ! こっ、このまま、恥だけかいて、このあたしが帰れるわけねーだろがっ!」

半狂乱になって俺の体を揺すり、

「あたしゃ、ここまできたら、死んでもあんたに抱いてもらうよっ!」

と真奈は耳元で、長い茶髪が顔面にサラサラ擦れて擽ってえ、喚き散らした。

 「わっ、わかったぁ、このヤローが! おまえ、やってやる。さっさとそこん寝て、てめえの根性見せてみろやっ! このクソがぁ!」

俺も負けずに喚くしかない。

これ、あの喧嘩のリベンジマッチだって言っても過言じゃねーぞ。

 

根性なんて今まで死ぬほど見せてきたんだよ!

こんなの修羅場のうちに入るかっての!

「ああ、やってみろや!」

とあたしは恭一から離れ、その場に、根性ってのは気合いなんだよ、仰向けに寝た。

「パンツ、パンツ、見てやる」

ちょっと息切れした恭一があたしに迫る。

「ちゃんと、履いてんだ。見ろ見ろ見ろ! 見てみやがれー!」

ヤケだった。

恭一があたしのスエットパンツを、

「ウラーッ!」

と一気にずり下げる。

「おめえ、水玉パンツかよ?」

「イッヤーッ!」

私は咄嗟に両手でパンツの前を押さえて横向けにした体をくの字に曲げた。

ああー、これ喧嘩おっぱじめるときの気合いと根性と、勝手が違うわぁ。

「あのさあ、ヤンキー女ってのは普通、ヒョウ柄のTバック履くもんだろが」

白地に水色の水玉はねえだろ。こんな幼稚な柄のパンツ、今日び中学生でも履かねえんじゃかねーか?

「そ、そんなの誰が、誰が決めたんだよ?」

「俺の純粋なイメージにケチつけんなよ」

背中を向けて、肩を震わす真奈。

後ろからケツの割れ目が見えるほど、パンツ丸見えだっての、バーカ。

「色んな、色んなヤンキーがいるってえのぅ」

しおらしい声出しやがって、さっきまでの威勢はどこ行っちまったんだ?

このケツの割れ目女。

「おい」

と俺はそのケツを軽く叩く。

ビクンっと真奈の背中が揺れた。

「あれだけ啖呵切っといて。もうあとには引けねーぞ」



わかってるけど、体が動かねえっての…。

「あっ、ああ、あたしの根性。こんな、こんなもんじゃないよ」

啖呵にはほど遠い声だけど、見栄、見栄ぐらい切らせて。

「ナマ乳を先に拝見されてーか? ナマあそこか? どっちだ?」

恭一があたしの耳元で囁いた。

何だよ、ナマあそこ、ってよ? 初めて聞いて笑いそうになるわぁ。

「ナマ、乳でお願いしますぅ」

インパクト大な、ナマあそこ、って言いそうになったじゃねーか。

「はいはい、んじゃ、体起こしてな」

と恭一に腕を取られて上半身を起こされ、

「こっち向け、こっち」

と両肩を掴まれ、恭一と対面にされた。

「はい、バンザーイ」

「はーい」

って何であたしこんなに明るいんだ?

 

両手上げた真奈からスエットをサッと脱がしてやった。

「すいませーん」

となぜか情けなく謝る真奈は両手でオッパイを隠す。

「いいから、いいから、どけろ、どけろ」

俺は真奈の両手を払い除けた。

「おお、小ぶりだけど、ツンとした可愛いオッパイじゃねか」

「すいません、すいません」

体まで震わせやがって。

何でまだ謝ってんだこいつ?

「ちょっと、突き出してみろよ」

「こんな、感じっすか?」

恐る恐る後ろ手を突いて、真奈はオッパイを突き出した。

「うーん。おまえ、スタイルいいよな。スレンダーで腰も窪んでて」

「あのー、オッパイ見てるんじゃないんすか?」

「あ、そうだったな。悪りぃ悪りぃ」

そして、恭一がキスしてきてくれた。

舌も入ってくる。

目を瞑るあたしは、恭一に惚れてよかった、夢中で舌を絡めた。

恭一の首に両腕を回し、首の角度を何度も変えてキスに没頭すると、恭一は下から掬い上げるように優しくあたしのオッパイを揉んでくれた。

舌と舌が絡む音が激しくなる。

こんなのが好き。

さっきまでは、はしゃぎ過ぎた。

あたしの体はゆっくりとカーペットの上に落ちていく。

恭一の唇が、あたしの唇から離れた。

「乳首、舐めるぞ」

「はい、どうぞ」

んで、また、そんないきなりパックリいってどーすんの!?

「うっ、はあああ」

ほらあ、いやらしい声出てくんじゃん。

「あー、美味しい」

「あ、味、ついてんの?」

ついてるわけねーだろ、バーカ。

「うん、甘い甘い」

これぐらいの、慰めの嘘はついてやるよ。

「ほんとにぃ?」

もういいから、おまえ黙ってろ。

こっちは集中して舐めてえんだっての。

俺は、真っ黒だと思っていたけど、予想に反して茶色と言っていい、真奈の乳首を口の中舌先で転がした。

「恭一いい」

真奈が俺の髪をなで回すと、唾液が口から溢れてオッパイに伝う。

こっちもだ、と手のひらに収まっていた左側のオッパイにもしゃぶりついた。

「そ、そこまで、丹念にぃ…」

真奈の、俺の頭を抱く両手が強くなり、そして、震えだす。

小さくて固い乳首を吸い上げて、ジュパ、っと音を立て口を離した。

薄目を開けて放心する真奈の顔を眺めながら、俺は水玉パンツのギャザーに指先を触れさす。

「いよいよ、ここを拝ませてもらおうか」



拝んで頂けるほど立派なもんじゃあないよ、あたしの。

つーか、

「あたしは処女」

なんて情けなくて格好悪いこと言えない、あたしの気合いと根性、理解して下さーい。

(続く)